2009年

7月

06日

第3回 Workshop Square

7/4(土)、第3回目となるWorkshop Squareを開催しました。
去年1年間は、「ワークショップ勉強会」と名乗っていましたが、それを合わせると11回目の開催です。
参加メンバーはいつもより少なめの6名となりましたが、少人数でじっくり話すことができました。

 

 

今回は、
・新メンバー木村くんの自己紹介
・私たちWSSのコンセプトブックを作る

という二本立てで活動を行いました。

 

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まずは、初めて参加する木村君から、いつものように「深イイ!自己紹介」をしてもらいました。

「深イイ!自己紹介」とは、初めて参加する人に必ずお願いしているもので、ワークショップに関する「経験」「知見」「ネットワーク」について語ってもらいます。

木村充さん(学際情報学府中原研究室 修士1年)は、主に地元広島を拠点に、
・平和を考えるワークショップ
・血液型別性格「学」ワークショップ
・介護の意味について考えるワークショップ

などを主催してきました。

 

まず話題に上ったのがワークショップの目的やメッセージ性というポイントです。

色々なワークショップに携わってきた木村君ですが、最も興味があるのは「青少年育成」、特に高校生や大学生を対象にしたものなのだそうです。人材育成に興味があるということで、木村君のワークショップは、「変えたい」という目的や、メッセージ性が比較的強いのかな?という印象を受けました。

しかし、よくよく聞いてみると、木村君が重視していたのは、「イメージを共有する」ということでした。
例えば平和について考えるワークショップでは、各国から集まった人達が、「絵を描くこと」を通して平和について考えます。
例えば、日本人は、平和と言われると「家族が仲良く暮らせること」などと考える一方、イスラエルの人は「戦争がない世界」という風に考えるそうです。言葉も通じない人同士が、お互いの持つ平和のイメージがこんなにも違っていることを「知ること」が重要だと説明してくれました。

もしかしたら、変容は更にその先に、あるのかもしれません。

 

また、木村君は学部の頃に勉強してきた社会心理学の観点から、ワークショップに参加している個人の心理を見るということを話してくれました。
私たちは勉強会の中で、ワークショップをどう記録するかということに関しても話をしてきました。参加者がどうなっていくか、という目線での記録の仕方も、模索していきたいと思っています。

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次に、これまで1年以上に渡って私たちが話してきたことを、コンセプトブックにまとめたい、という企画がついに動き始めました!

 

今回はキックオフということで、第1回WSS「身体とワークショップ」の回でも話題に上っていた「即興」をヒントに活動をデザインしてみました。

今回は参加者が6名だったので、私牧村がこれまでにかなり頻繁に話題に上ってきたキーワードを6つ抜き出しました。
活動内容はいたってシンプル。

 

  1. A3の用紙の真ん中に、それぞれ1つずつ、キーワードを記入します。
  2. 1人1枚ずつ持ち、制限時間2分で、そのキーワードについて思うことを、単語、文章、絵などで表現します。
  3. 2分経ったら、次の人に回します。
  4. 2、3を繰り返します。前に書いた人のを受けてもいいし、全く新しいことを書いてもOKです。


ルールは二つ。

  • 2分で回す
  • 初めて見る人をちょっと意識する


さぁ、自分のペンの色を決めて、スタートです!

2分という短さと、A3に6人という物理的な制限、更に、最後のほうになってくると書きたいことは既に書かれている!という状況で、これが意外と難しい。

でも、そういう状況にこそ、クリエイティビティは発揮されるんですね。
まだ全部はお見せできませんが、1つだけ…

 

「他者の存在」というキーワードに対し、

 

  • 対話が生まれ、振り返りにより気づきが生まれる(グリーン・野島君)
  • 自分と違う人の存在、自分の中の他者への気づき(ブルー・牧村)
  • 他者=かがみ(ブルー・牧村)
  • ワークショップにおけるアイデンティティの形成(ブラウン・木村君)
  • 他者は「語り」を引き出す道具でもある(パープル・舘野さん)
  • 自分が社会のつながりの中にいることに気づかせる存在(パープル・舘野さん)
  • 他者の存在を意識させる、他者と比べて自分がわかる、そのための「しかけ」が必要(ピンク・岡本さん)
  • この人となら何かできる気がする!期待感(レッド・平野さん)


などが書かれた紙ができあがりました。
5レンジャーならぬ、6レンジャーのように、自然と色でお互いのことを呼びながら(笑)、ダイアローグは盛り上がります。


たった6つのキーワードの中でもそれぞれに関連性があることが改めて見えてきて、「ワークショップ的なるもの」は、私たちにそう簡単にまとめさせてはくれない感じがしますが、次回以降もしばらくこの活動を続け、リソースをためていく予定です!

 

参加・体験・相互作用(中野,2001)
つくって、語って、振り返る(美馬・山内,2005)
などなど、「ワークショップ」を語る言葉には様々なものがあります。
もちろん、これらの要素はワークショップにとって重要だということをふまえた上で、私たちは、それらの言葉では表現しきれていない部分があるのではないか!ということを考えています。
他の誰の定義でもない、WSSの考える「ワークショップ」を表現するため、これからもダイアローグを重ねていきます!

WSSは、友達の友達、そのまた友達、という同世代の不思議なつながりで作られています。(本当に不思議なご縁ばかりなんです!)
なぜ今、普段の所属や専門領域も全く異なる同世代の人達が、共通してワークショップやワークショップ的な場、ワークショップとどこか似ているとこれまで話題に上ってきたカフェやシェアハウスに興味を持っているのか。私たちが興味を持っている、ワークショップ的な場って、そもそもどんな場なのか。
それをWSSから発信していきたいと思っています。

乞うご期待!

 

[牧村真帆]

 

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参考文献

  • 中野民夫(2001)ワークショップー新しい学びと創造の場ー.岩波書店
  • 美馬のゆり・山内祐平(2005)「未来の学び」をデザインする 空間・活動・共同体.東京大学出版会

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    Felix (月曜日, 23 7月 2012 18:36)

    Hi there! This post couldn�t be written much better! Reading through this article reminds me of my previous roommate! He always kept preaching about this. I most certainly will forward this post to him. Fairly certain he�ll have a good read. Thank you for sharing!