2009年

10月

18日

第5回Workshop Squareが終わった!

10/10(土)、第5回目のWorkshop Squareを開催しました!

ワークショップ勉強会の頃から数えると、13回目の開催です。

まずは、ワークショップ部がtwitter(@workshop_bu)を始めたこと、メルマガ""Ba Design Magazine"開始に向けて動いていること、1/23にパーティーをすることなど、情報を共有しました!

 

今回は、勉強会(だった頃)を開始したばかりの頃に来てくれていたメンバーが二人、少しのブランクから戻ってきてくれました。第1回目の勉強会を開催するきっかけともなった友廣くんは、日本全国の「限界集落」を訪ねる旅から戻ったばかり。ということで懐かしいメンバーに、おかえりサプライズ!

30以上の都道府県、70以上の町村をまわった(H21/8/22朝日新聞より)という友廣くんのブログはこちら。
ムラアカリをゆく

 

さて、ケーキを食べ終わったところで、いつもの活動を始めます。
前回、前々回と続いている、ワークショップに関するキーワードについて即興的に考えて、アウトプットしていく活動です。

今回は、つくって語って振り返る(TKFモデル)・ファシリテーター(ファシリテーション)・創発・空間・ドキュメンテーション・スコア(譜)という6つのキーワードを用意し、これらについて考え、書き、語りました!


この活動のルールはいたって簡単。

A3用紙の真ん中に1つずつキーワードを書き、1人1枚もったら、制限時間2分以内にそれについて思うことを、言葉、短い文章、絵や図などで表現します。 2分経ったら次の人に回していきます。メンバーのうちの1人がタイムキーパーをし、同時にドキュメンテーションの役割も果たします。

 

前回までの様子とキーワードは以下をご覧ください。
前々回(他者の存在・視点の変化・身体性・非日常・多様性)
前回(アイスブレイク・即興・リフレクション・メタ認知・学びほぐし・参加者のワークショップ耐性)

 

実際にやってみると、「つくって・語って・振り返る」や、「ファシリテーション」など、当たり前になってしまっている言葉を敢えて抜き出して語るというのは意外と難しいものです。みなさんは、「ファシリテーション」について思うこと、2分以内なら何でも書いていいと言われたら、何を書きますか?

 

書き終わるとキーワードごとに1つ1つのコメントを拾いながら対話を進めていきます。

まずは、「つくって・語って・振り返る」から。
多くのワークショップには、「つくって・語って・振り返る」という共通した三段階の活動デザインがあると言われています。ところが、「つくって・語って・振り返」れば、いい実践が作れるのでしょうか。そう簡単にはいかない気がします。

プロの実践家たちのすごい実践の多くに共通している「つくって・語って・振り返る」ですが、それは方法の1つであり、そもそも「何のために」つくって、語って、振り返るのかというところは実践家それぞれの頭の中にあり、ここでは語られていません。ここで私たちの対話は、Workshop Square(当時のワークショップ勉強会)が始まった1年前に戻ってきました。それは、ワークショップの目的、ということ。
Workshop Squareでも、ワークショップの方法論については、TKFモデル、アイスブレイク、リフレクション、ドキュメンテーションなどなど、たくさん語ってきましたが、目的というとどうしてもボヤっとしてしまうのです。

ワークショップの評価は難しいとよく言われますが、実は評価が難しいのではなく、目的を明示化するのが難しいのだという議論もありました。

 

ワークショップの方法については色々語り尽くされ、いよいよ、じゃあ、ワークショップをする目的って…となった時に、そのボヤっとしたものを語るために「創発」に注目が集まり始めたのでは、という話が出てきました。


そこで話題は創発を生むワークショップに。写真で見えるでしょうか?!ワークショップ部・安斎君からは、MITミッチェル・レズニック氏の「IMAGINE→CREATE→PlAY→SHARE→REFLECT→IMAGINE→…」というスパイラルが紹介されました。「つくって・語って・振り返る」がメタ認知によって学びを生むことを意図しているとしたら、それは創発を生むスパイラルなのだそうです。

そして、このモデルの源流が、子どもがものを作ることを通して環境と相互作用しながら学んでいくという、シーモア・パパートのLOGO、その背景にあるコンストラクショニズムにあることを改めて確認しました。
建築に興味のある方は、建築家山本理顕氏の『つくりながら考える、使いながらつくる』を思い浮かべていただくと、イメージがつきやすいかもしれません。

続いて話はそんな創発が生まれる「空間」に。
ワークショップのデザインにおいても、空間の重要性を指摘する実践家や研究者がたくさんいます。
ワークショップデザインにおける「空間」って、何でしょうか。壁や床で囲まれたハコ?それとも、机や椅子の並べ方?


実際に実践をされる方は、きっとワークショップの空間と言った時、単純に外側のハコや家具のレイアウトだけに集約されない何かを経験的に知っているのではないかと思います。


ワークショップ部でも、ワークショップや勉強会、カフェイベントなどの場作りをする際には空間について考えます。その際には、そこにちりばめられた色や音楽、照明、それらがつくり出す場の雰囲気や、そこで食べるものや飲み物、人がどんな風にそこに居るか、ということまで含めて考えます。
そういった曖昧なものの重要性には多くの実践家達が気づいているのに、その曖昧さゆえに、なぜそれらの要素が大事なのか、それらがよくデザインされているとそのワークショップにとって何がいいのか、ということは、未だ誰もきちんと語っていないように思います。
Workshop Squareではこれから、まだ誰も開けていないその箱を開けてみたいという新たな目標ができました!

 

その話から、話題は日立がチクセントミハイ氏と共同で開発したという「ビジネス顕微鏡」へ。
---
本システムは、赤外線センサ、加速度センサ、マイクセンサの各センサと、無線通信デバイスを内蔵した名札型のセンサネット*端末を社員が装着し、これを用いて社員同士の対面時間や動作を測定、データ化します。そして、測定したデータを、ネットワークを通じてサーバ上に収集し、新たに開発した組織ダイナミクス像生成技術により社員同士の相互影響の度合いを地形図上に表示します。
---

とあります。

これは、社員同士の関係性やコミュニケーションの在り方を可視化するだけではないそうです。例えば、加速度センサーの機能により、話を聞いている時の身体の揺れや姿勢から、興味を持って聞いているのかどうかを判断できるなどといった使い方もあるのだとか。

このツールにより、社員が「フロー状態」にあるかどうか、定量的に測ることができるのだということです。その数値が完全にフロー状態というものを表しているかどうかは別として、フロー状態であることの1つの側面を可視化するツールとして、とてもおもしろいですよね。

そこで話題は空間に戻り、目に見えない、或いは見えにくい、一見数値化できないような曖昧なものであっても、ある側面を切り出して可視化していくということができるのではないかという話に。

 

ビジネス顕微鏡の例からインスピレーションをもらい、ポジティブな気持ちになった辺りでWorkshop Squareは時間切れ。今回はファシリテーター(ファシリテーション)やドキュメンテーション、スコア(譜)を残してしまいましたが、次回以降、これらについても語っていきたいと思います。

 

 

こんな風に、ワークショップに関するキーワードを挙げ、それをネタに語る場となっているWorkshop Squareですが、今回は実験的に、twitter画面をプロジェクションし、つぶやきながら行いました。

実際に空間を共有していたメンバー以外の方々がtwitter上で参加してくださったのがとてもおもしろく、これからはもっとtwitterを活用することも考えていきたいと思っていますので、その際にはぜひご参加ください!

 

[牧村真帆]

 

 

参考

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    Bertram (日曜日, 22 7月 2012 09:58)

    Very good article i just submitted your website to stumble upon and also i bookmark your website in my pc for future visit