2009年

12月

29日

「茶道に学ぶ、大人の学び」パーティレポート

10月30日、東京大学安田講堂にて「ワークプレイスラーニング2009」というシンポジウムが開催されました。

 

このシンポジウムの後、山内研のM1伏木田稚子さん、中原研のM1我妻優美さんがイベントディレクターとして、打ち上げを兼ねたパーティを開催しました。ワークショップ部はイベントの企画運営のアドバイザーとして協力をさせて頂きました。

 

 

今回のパーティのテーマは「茶道に学ぶ、大人の学び」です。

 

ゆっくりとお食事を楽しみ、お茶を点て合うことを通して、ささやかな非日常を体験しながら、シンポジウムのお疲れを癒していただき、みなさまに和んでいただけるよう、“和”をコンセプトに、緩やかに囲まれた空間をデザインしました。

 

そして今回、秋の食材をたっぷり使った素敵なお食事は、フードコーディネーターのたかはしよしこさんに、落ち着いた“和”の空間は、笹本直裕さんにデザインしていただきました。

 

 

はじめに参加者の方々には、シンポジウムで感じたことを漢字一字で表現し、名前を添えて小さなカードに書いたいただいたものを名札の代わりに胸につけていただきました。

そして“和”の空間に入り、靴を脱ぎ、ネクタイなどを取り、リラックスしていただいたところからスタート!

 

 

今回のパーティでは、“和”のイメージを形にするために、茶道の要素を取り入れました。

 

茶道には、亭主と客が互いの役割を果たし、一会の茶会を成り立たせる「一座建立」という言葉があります。つまり、「主客の和」だけでなく、立場を超えた客同士の「相客の和」が重んじられているのです。

人が学び、育つ上で大切なことは、単なる知識の伝達行為ではなく、多様な他者とのコミュニケーションを通じた、リフレクションかつ、インタラクティブな学びともいえます。

今回のパーティでも、茶道の「一座建立」からヒントを得て、様々な他者との対話を通じての楽しさや、大切さに気づくことができる学びの場を目指しました。

 

 

 

 

お食事とお酒がすすむとともに、会話も弾み、大変盛り上がりました。

 

 

みなさま、お食事も済んだたころで、

着物を着たスタッフとともに、参加者の方にお茶を点て合っていただきました。

 

 

 

「茶道」というと、厳しい作法を重んじる茶室での茶会のイメージが強いと思います。

しかし、今回は、茶道の一種でもある、堅苦しい作法は全くなく、野外で催す「野点(のだて)」をイメージして行いました。

野点は、お作法だらけの学び(=OJTという教育訓練、Off-JTという教授行為)ではない、社員が自分の学びをデザインし、組織がその場を提供することが求められる、職場における学びと通じるものがあると思います。

また、野点の場を作る際には、茶道の指南書である『南方録』の「作法なきがゆえに作法あり」という言葉が示すように、ルールがないが故の難しさもあると思います。しかし、その分、自分で自分の学びをデザインする楽しみもあります。自分で作るルールを“作る”、合わなければ“変える”。このプロセスにこそ、学びの楽しさがあるはずです。

 

 

今回、お越しいただいた参加者のみなさま、どうもありがとうございました。

これをきっかけに、みなさま自身が「野点」の亭主となり、さらに新しい学びの場を広めていただけたらと思います。

 

 

 

[鈴木あすか]

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コメント: 1
  • #1

    Peregrin (月曜日, 23 7月 2012 13:28)

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